ああ、俺の趣味が一つ終わってしまった。何という愛の物語。

心して観なければならない。

ケンシロウはついにカイオウを倒す。ケンシロウに大きなダメージはないし、ラオウよりは弱かったのではないか。やはり、愛を否定し悪のみに強さを求めたカイオウ。

ヒョウはカイオウに「自分がもっと強ければ、アナタは歪まなかった。」と言って、事切れる。それを伝えに満身創痍でやって来たのだ。

カイオウから溢れ出る涙。ヒョウの最愛の人、そして自らの妹に手をかけた事を詫びる。(このあたりからBGMが初期の愛をとりもどせ〜順番に全部流れる。これには感動した。)

「死に場所は決めてある。」そう言ってカイオウはヒョウと共に溶岩に包まれる。カイオウの最愛の母者が眠るこの場所で。カイオウの母者はケンシロウとヒョウを守るために若き日、非業の死を遂げたのだ。カイオウもまた愛に生きた男であった。

ケンシロウはバットにリンを託す。「リンにはお前しかいない。幸せに暮らせ。」

黒王号に乗った上半身裸のケンシロウは「俺にはまだ闘いがある。友がいる限り。」そう言って去って行く。

この物語がいかに素晴らしいか、我が娘たちもケンシロウが大好きだ。そして何より「見よ!」この画面に写り込んでいる母、亜沙子先生を。完全にハマっていた。
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