2021年02月19日

人生は分からないものである。

ごきげんよう。こんばんは。たくさんのご訪問、誠にありがとうございます。皆さまのパワーが伝わってきます。     
 本日は樋口商店も休みだし、ネタはもうないかなと思っていました。17時30分までは。そう、今日は歯医者に行く日だったのだ。奥歯の詰め物がとれてしまって、行っとかなアカンやろ。というわけで、はじめての歯医者に行った。保険証を出す。問診票を書く。しばらくすると、お呼びがかかる。おっとここで、我が長兄の話を少し。彼はわたくしとは全く違うタイプです。ビシッとスーツで決めてる。こんな立派な会社の部長である。
 一方、俺は今日起きたままの髪の毛で行った。歯の掃除と奥歯を見てもらいたかった。先生が「何かありますか?」と尋ねたので「あ、株式会社ヨシダの樋口ってご存知でしょうか。弟です。」「あ〜〜えっ全然違うね。」そりゃそうさ、こちとら閉鎖病棟に3回も入ってるんだ。部長と寅さんみたいなもんだよ。ま、それを告白したところで治療は何も変わらないわけだが。「んん〜〜奥歯(親知らず)は虫歯になってるね。」「一番いいのは抜くことだね。今日でもいいよ。」と言うではないか。僕は餅は餅屋ということわざが好きで、座右の銘にしたいほどだ。心は決まっていた。「覚悟がいるなら別の日でもいいよ。」と言ってくれたが、実はわたくし親知らずコンプレックスというものを昔から持っておりまして。どこかの部族が「あの谷を渡れば一人前の男と認める。」的な感じの。「え〜〜親知らず1本も抜いてないの、ダッサ〜イ。行きましょ。」的なコンプレックスを持っていた。

「抜きたい。」

先生は「抜歯は大したことじゃないよ。」と軽口をたたいた。もうどうだっていい抜いてほしい。まずは歯石を取ってクリーニング。先生登場。麻酔が打たれた。いよいよだ。男になるんだ。「フギ〜!」先生は力いっぱい歯をつかむ器具でつかむ。バキっ!歯が割れたようだ。そのあともなかなか抜けない。俺はしぶとさだけは一人前なのだ。だから歯もしぶといのだ。それから40分くらい格闘が続いた。「フゲ〜!」ギシギシ歯がきしむ。僕はね、先生こう思っていたよ。「抜歯はたいしたことじゃない?」「今、結構必死っすよね」と。そのあとも歯が割れ、俺の口は最大限のアッカンべーをしいられている。

「グキっ!」抜けたのか。麻酔をしているので実感がない。「終わりましたよ。」ああ先生、これで俺も立派な大人になったんですね。感無量である。
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先生ありがとうございました。これで、やっと俺もこの歌をうたえるんですね。
樋口商店https://musica-guitar.com/

ロック・ポップスランキングまいど。
タグ:高槻市
posted by まさのり at 19:43| Comment(0) | 日記
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