病気の事は聞かされる方も「そりゃ大変ね。」という事くらいしかかける言葉がないし、病人にとってもその言葉や励ましでなんとかなるものじゃないと分かっているから、それはもはや予定調和でしかなくまったくの徒労に終わるのだ。
じゃあ、なぜ今こんな記事を書くのかって?それは、読者の皆さんの中にもパニック障害に悩まされている方がいるかもしれないと思ったからである。僕はもう25年のキャリアがある。それが、幾年か前「あれ、俺が合ってるんじゃね?」と思いはじめたのである。「ずっと自分が病気なんだ。」と思って来たけど、よくよくよくよく考えると、飛行機、車、電車、エレベーター、観覧車、そういった場所、場面で発作が起きる事がほとんどである。で、俺は考えた。人が思いっきり走って壁にぶつかっても死にはしない。人が思いっきりジャンプしても着地で死ぬことはない。でもどうだろう、猛スピードの車で衝突すれば即死。飛行機だって、飛んでるのは飛行機であって人ではない。エレベータに閉じ込められたら自力では出られない。観覧車だって、止まってしまえばただの拷問である。
総論、人は自分の力を越える事に不安や恐怖を覚えるのである。本来そう出来ている。何を言わんか、こちらが正しいのである。
飛行機に乗って、上機嫌でスポーツ新聞を読むとか鈍感の極み。原始人に「あれに乗れ。」と言ったら「ウギャー!」っと石斧でやられてしまう。この世の中の敏感な人、原始のプログラミングが残っている人間が自分の力ではどうしようもないシチュエーションにさらされた時、発作が起こるのである。

飛んでいるのは、飛行機であって自分ではない。だから、パニック障害の人は自信を持つべきである。自分の力量を把握し、本気で生きてる証なのだから。
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