「あ〜ハシモトギターね。懐かしいな。あのマルハのな。」と答えられれば、あなたは立派なギターマニアである。しかし、そのモデル名に鳴響などがある事まで知っていたら、あなたはもはやマニアを通り越して橋本フリークだ。

持ち込まれたHashimotoギター。おそらく81年製。この年代だともう名前だけで初期の武骨な感じはなく、良く出来た製品になっている。

CL-30 クラシックレディース¥30,000の略である。したがって630mmのショートスケール。ナット幅も狭い。シダートップで良く出来たギターである。

ローズウッド合板。特筆すべきはネックの補強材。河野ギターや初期松岡のようである。リペア依頼はペグの交換、弦高調整である。クラシックギターは4mm、3mmで標準だが普段エレキギターを弾く人にとっては高いので下げる事が多い。弦高というのは低ければ弾きやすいが、音量やハリがなくなる。ギター1本でオーケストラと立ち向かうアランフェス協奏曲を弾く、山下和仁さんの弦高を見よ。軽く5mmはあるね。ま、それは置いといて。高槻でリペアショップを検索するとミドリ楽器が出てきますが僕はもういないので、こっちの方がいいと思います。はい。

今回パーツは持ち込みでした。
樋口亜沙子クラシックギター教室リペア部門https://musica-guitar.com/

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